体験的胃弱克服法
少食・絶食
私は50歳後半位から、すぐ胃もたれする様になりました。消化不良には大根おろしが効くと聴いたので1年程続けてみました。確かに胃がすっきりするのですが、一寸食べ過ぎると又もたれます。100歳を超えた現役医師・日野原重明先生や石原結實先生が極端な少食である事を知り、私も真似する事にしました。朝はニンジン・リンゴジュースだけ。昼はソバかおにぎり1個位。夜も晩酌とつまみ位でご飯は食べない。すると胃の調子がすこぶる良くなりました。私は元来からだが弱くて、軀が弱い者は胃腸も弱いのでしょう。普通の食事量が私にとっては多すぎたのだろうと思います。今では胃の調子が悪くなると治る迄食べません。胃を労って休めてやれば自然に治ります。或る日、朝昼、豆乳だけで過ごした事がありました。夕方体重は3kg弱減っていました。だいぶ良くなったのでチーズ1個食べて焼酎2杯飲みました。翌朝まだ胃もたれが取れません。その日も豆乳だけで過ごしました。昨日3kgだから2kgは減っているだろうと思って夕方体重計に乗りましたら、逆に2kg増えていました?そういえば、1日青汁1杯で何年も元気に過ごしておられる方がいると甲田光雄先生が書いておられました。体重は或る地点から減らないそうです。体内残存栄養素を代謝しているのでしょうか?新たに摂取した食物の消化吸収が超効率的になったのでしょうか?人間の軀は不思議なものです。甲田先生はこうも書いておられます。「50歳を過ぎると誰でも記憶力の衰えを嘆く様になります。それはコレステロールや中性脂肪による脳動脈硬化が原因です。だから少食にすると頭脳明晰になります。記憶力がよくなります。」行政書士の受験勉強時代だったので、食べ過ぎると勉強できなくなる事を軀が知っていたのかもしれません。自分の軀の声に素直に耳を傾けて良かったと思っています
感動
私が55歳を過ぎて受験生だった頃、勉強に疲れ果てて、たまには良かろうと、大好きな司馬遼太郎の「坂の上の雲」のDVDを借りて観た事がありました。死を賭して必死でお国を守ろうとする姿に感激し、涙が止まりませんでした。60兆個の全細胞が感動に打ち震えたからでしょうか、胃痛なんて吹き飛んでしまいました。感動は力でした。エネルギーの源でした。エナジーこそ至福なれ。いつまでも感動できる自分で有りたいと思いました。