病院・健診・医学・告知
日野原重明先生によると、病院での死亡はS22年9%、S52年50%、H2年80%(癌94%)。癌の場合、病院にいても治るものではない。また健診は余計な病人作りをしているのではないかと思うことがあります。医療者は患者の行動範囲を広くする方に力を貸すべきです。例えば狭心症の人には外国旅行を禁止するのではなく発作が起った時にニトログリセリンを飲む事を教えればいい。小倉遊亀画伯は血糖値が250〜300mg/dlもあったのですが正常値と言われる100台まで落すと元気が無くなって絵が描けないと言われるので200台に保つように食事制限を軽くしたら再び絵や書をかかれる様になられました。科学としての医学は「最後のステージ」では存在意義を失い哲学・宗教を含む人文科学と同じ枠の中で人間を扱うものとして昇華すべきものです。そしてこうも仰られています。『病気の告知は最も愛する人がすることがベスト』