病弱
「病弱は少しも良い事を行う妨げにはならない。これまで最も偉大な仕事を成遂げたのはむしろ病弱者であった。それに完全な健康をもっていると必ずとは言わないが精神的感受性の繊細を欠くようになることが少なくない。あなたが健康に恵まれているなら感謝しなさい。しかし健康でなくてもその事にできるだけ心を労せずまた妨げられない様にしなさい。単に健康を守る為のみに生きるという考えは教養ある人にふさわしくないものだと思うがよい。」カール・ヒルティー(眠られぬ夜のために)人は病むことにより今迄よく知らなかった自己が判り他人の悩む問題が理解でき思いやりの心が養われる。病もまた益なのかもしれません。