風邪薬は風邪に効かない。抗生物質も効かない。せき、発熱、のどの痛み、鼻水等の症状をやわらげるだけです。風邪をひくと軀はせきや鼻水によりウィルスやその死骸を追出し体温を上げて外的と闘う白血球を活発に働かせようとします。折角のせきや熱を薬で抑えたら病気との闘いに水を差します。ウィルスは軀に居座り中々治りません。インフルエンザをワクチンで防げるとかタミフル、リレンザなどの治療薬で治せるという実証はありません。「風邪を治す薬を発明したらノーベル賞ものです」風邪をひいたら温かくしてのどが痛ければ蜂蜜を塗ってゆっくり休むのが一番早く治す方法です。熱が上がっていく段階では温かい飲み物をたっぷり飲んで布団を多めにかけてどんどん汗を出す昔ながらのやり方が理にかなっています。高熱が出てつらい時は水枕をしたり冷たいおしぼりで軀をふくなど物理的に冷やします。アメリカでは高熱が出ると水風呂に入る人も多い。また抗生物質はウィルスには無効です。（近藤誠）風邪にすぐ抗生物質を出す医者にはかからない方がいいと聞いた事があります。私も１０年近く風邪はひいていませんが風邪気味の時はサウナで汗を出して水風呂に入ると軀が軽くなります。